トランプ氏がハンガリー首相を称賛、強硬な移民政策に親近感

[ワシントン 13日 ロイター] – トランプ米大統領は13日、首脳会談のためにホワイトハウスを訪れたハンガリーのオルバン首相を歓待し、自身と共通するオルバン氏の強硬な移民政策を高く評価した。

トランプ氏はオルバン氏について「恐らく私と同じように少しばかり議論を巻き起こしがちだが、問題はない。素晴らしい仕事をしてハンガリーを安全に保っている」と称賛。オルバン氏がハンガリーの民主主義の基盤を弱めているのではないかと質問されても「私は彼がタフな男だと分かっているが、彼は尊敬を集めている人物だ」と語り、そうした懸念を一蹴した。

さらに「彼は移民問題で多くの人々(の要望)に応じて正しいことをしている」と明言した。

オルバン氏はナショナリストで、これまでしばしば反移民の姿勢や司法改革を巡って欧州連合(EU)と衝突し、米国のオバマ前政権とも対立してきた。ただトランプ氏はメキシコ国境沿いの壁建設を打ち出すなど移民問題では強硬なため、オルバン氏に親しみを持っているようだ。

オルバン氏も不法移民対策などで米国と同じ立場に立っていることを誇りに思うと発言。また自身の政権が何度も選挙を経てきた点を強調。「国民の国民による国民のための政治、これこそがハンガリー政府の土台になっている」と述べ、政策の正当性を訴えた。

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