米政府、加州の高速鉄道向け資金提供の撤回を正式決定

[ワシントン 16日 ロイター] – 米運輸省連邦鉄道局(FRA)は16日、カリフォルニア州の高速鉄道建設プロジェクトに連邦政府が約9億2900万ドルの資金を提供する計画の撤回を正式に決めた、と発表した。

資金は2010年の合意に基づき割り当てられていた。撤回の理由は、カリフォルニア州が「政府の指示に従わず、計画の十分な進展もみられない」ためだとしている。また、既に支払われた連邦政府の補助金25億ドルについても返還を求めるという。

カリフォルニア州のニューソム知事は、政府の決定は「違法であり、カリフォルニア州や環境に優しいわれわれのインフラ、建設計画に携わる労働者に対する直接的な攻撃だ」と非難した。

同知事は2月、高速鉄道建設プロジェクトについてコストの増加や進捗の遅れ、運営上の懸念を理由に区間を当初の計画から縮小。これを受けて米運輸省は資金の提供を撤回すると表明していた。

米トランプ政権とカリフォルニア州は、移民や自動車の排気ガス基準、インターネット分野の政策などを巡り対立。カリフォルニア州はトランプ政権を何度も提訴しており、今回の撤回についても提訴すると予想されている。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。