内モンゴルの包商銀行の接収、中小銀行破たん増加との見通し
中国当局は24日、深刻な信用リスクがあるとして、内モンゴル自治区の金融機関・包商銀行を接収した。中国政府系メディアは、今後信用リスクの高まりで国内金融機関の倒産が増えるとの見通しを報道したが、その後、記事を削除し謝罪した。
中国紙・証券時報傘下メディア、「券商中国」は5月29日、金融管理当局の情報筋の話として、農村部および都市部の一部の商業銀行は深刻な信用リスクに見舞われ、破たんの可能性が高いと報じた。
「券商中国」は同日、記事を掲載した直後に取り下げた。翌日に発表した声明で、「信用リスクに関する表現は事実と違った」として謝罪した。中国当局からの圧力があったとみられる。
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