米大統領、24日にイラン追加制裁へ 交渉に前向きな姿勢も示す

[ドバイ/ワシントン 22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、イランに対して24日に新たな制裁を科すと述べた一方、弱体化するイラン経済を支えるため、イランとの交渉に前向きな姿勢も示した。

大統領の発言からは、イランが米軍の無人偵察機を撃墜したことを受けて緊迫する情勢の緩和を図ろうとする意図がうかがえる。

米国は、撃墜された偵察機は国際空域を飛行中だったと主張。トランプ大統領は、偵察機撃墜への報復措置としてイランに対する軍事攻撃を承認したものの、その後撤回していた。[nL4N23S3CH]

トランプ大統領は22日、ワシントンから専用の別荘に移動する前、米国が新たな制裁発動に動くことでイランに圧力を掛ける、外交アプローチを取っていることを明らかにした。

大統領は、軍事行動は「常に選択肢にある」とした上で、イラン経済を支える合意に迅速に応じる可能性も示唆した。

別荘に到着後に大統領は、「24日に追加制裁をイランに科す。われわれは、イランに対する制裁が解除され、イランが再び繁栄する日を待っている」とツイッターに投稿した。

一方、イラン政府は22日、無人機はイラン領空を飛行中に撃墜したと改めて主張。米国のいかなる脅しにも力強く対応すると表明した。

 

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