イランとの交渉への扉はなお開いている=ボルトン米大統領補佐官

[エルサレム 25日 ロイター] – ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、米国が対イラン制裁を強化したことを巡って、米政府は依然としてイランとの交渉を望んでいると強調した。訪問先のエルサレムで述べた。

ボルトン氏は「イランの核兵器プログラム、弾道ミサイル発射システムの追求、および国際テロやその他の有害行動への支援を、完全かつ検証可能な形で廃絶するための真の交渉に向けて(トランプ)大統領はドアを開けている。イランに必要なのは、開いたドアを通ることだ」と語った。

ボルトン氏は、イスラエルとロシアの安保当局者との会談開始時に述べた。会談では、イランやシリア問題が中心議題になるとみられる。

トランプ米大統領は24日、イランに対して追加制裁を科す大統領令に署名した。最高指導者ハメネイ師や高官らを対象とした。

一方、イランのラバンチ国連大使は、米国による追加制裁について、国際法を尊重していないとして厳しく非難。両国間の緊張は「非常に危険」であり、対話が可能な状況ではない、との見方を示している。

*本文第2段落に語句を追加しました。

関連記事
ラブロフ外相は14日、日本がロシアとの平和条約締結に向けた対話再開の用意があることをロシアは感じているとしたが、日本のこのような姿勢は、ウクライナ戦争をめぐるロシアに対する制裁を維持する日本の姿勢と矛盾していると述べた
韓国在職中の大統領が公捜処に逮捕される憲政史上初の事態が発生。不当捜査を訴える尹氏の声明や、公捜処の取り調べ体制の課題に注目が集まっている。
オーストラリア政府が2億豪ドルを投資し、国内初の希土類処理施設を開発。雇用創出やサプライチェーン強化に注力し、世界需要の4%を担う計画。
公安部に所属する内部告発者が中共の法輪功迫害の内幕を暴露した。告発者によると中共が海外で執拗に法輪功学習者に対する攻撃を行う理由は表面的なものにとどまらず、深い理由があるという
新型の垂直軸型風力タービン(VAWT)は、省スペース設計で野生生物にも優しい特性を持つ。従来型タービンが設置困難な地域で代替手段となる可能性がある。