2012年8月16日、中国河南省の病院で、医師たちが移植用の臓器を運んでいる。中国の習近平とロシアのプーチン大統領の間で、臓器移植による延命をめぐるやりとりが最近行われ、中国の闇のプログラムに注目が集まっている(Sohu.com/Screenshot via The Epoch Times)

臓器移植 中国高官「延命」「若返り」療法から年間100億ビジネスに拡大

中国問題に詳しい米国の専門家は、臓器収奪問題について、当初は「延命」や「若返り」に憧れる中国共産党高官向けに限定的に行われていた療法が、いまでは年間100億ドルもの利益を生み出す医療ビジネスとして大規模に実施されていると語った。

NPO人口問題研究所所長スティーブン・モッシャー(Steven Mosher)氏はこのほど、大紀元英字紙の単独インタビューに応じた。モッシャー氏は著書『アジアのいじめっ子:なぜ中国の夢は世界秩序の新たな脅威になるのか』を書いた中国問題の専門家。冷戦以来30年振りに結成された、米国政策に提言する専門家組織「現在の危機に関する委員会:中国」のメンバーでもある。

モッシャー氏は、中国で80年代に臓器移植が行われた目的は、指導者たちの寿命を延ばす療法の一種だったと考えている。たとえば60年代には中国共産党高官が、若者たちの血液を輸血していた。延命効果があると強く信じられている。

▶ 続きを読む
関連記事
新たな調査報告書が、中国の臓器移植システムに巣食う闇を暴いた。党組織による徹底的な統括と隠蔽構造、そして強制的な臓器摘出の実態に迫る
中国の臓器移植制度に対する共産党の統制について、国際団体ETACが調査報告書を公表。12省で医師や責任者が共産党員だった事例を19件確認したほか、軍の関与や監督機関の独立性の欠如、内部告発者への処罰についても報告
長沙市のある住宅地の監視画面に、若者が15階建ての建物の屋上から転落する姿が映った。20分後、地元の公安が現場に到着し、速やかに「飛び降り自殺」と結論づけ、立件しないと決めた。しかし…
東京・武蔵野プレイスで、海外での不透明な臓器移植や強制臓器摘出のリスクを伝えるポスター展が開催。世界70か国の作品を通じ、出所不明な臓器をめぐる倫理的課題や帰国後の医療リスクを訴え、命の尊厳を問いかけている。会期は10月6日までの3日間
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた