原油先物が反発、人民元安定化・米在庫減などで

[ニューヨーク 8日 ロイター] – 米国時間の原油先物は前日の下げから反発し、約2%上昇した。中国人民元相場が安定したことに加え、原油価格の下落が減産につながる観測が出ていることが背景。ただ市場では原油価格の持続的な上昇の始まりではないとの見方が出ている。

清算値は北海ブレント先物<LCOc1>が1.15ドル(2.1%)高の1バレル=57.38ドル。一時は58.01ドルまで上昇した。米WTI原油先物<CLc1>は1.45ドル(2.8%)高の52.54ドル。一時は52.98ドルまで上昇した。

原油先物は前日の取引で約5%下落。米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の週間統計で8月2日までの週の原油在庫が予想に反して増加したことが重しとなった。

ただこの日はジェンスケープのデータで、WTIの受け渡し地点であるオクラホマ州カッシングの原油在庫が8月6日までの週に約290万バレル減少したことが判明し、押し上げ要因になった。

アナリストは、サウジアラビアが他の産油国に原油安を巡る協議を呼び掛けたとの報道も支援要因になったとしている。

リッターズブッシュ・アンド・アソシエーツのジム・リッターズブッシュ氏はこの日の上昇について、「短期的に売られ過ぎていたため、正常な調整が入った」と指摘。「持続的な上昇の始まりとは見なしていない」と述べた。

関連記事
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。
ニュージャージー州ワイダーウッド、前大統領ドナルド・トランプは5月11日、ビーチでの珍しい演説に数万人のファンを集めた。民主党が優勢とされるこの州で、共和党候補がこれほど多くのファンを集めたのは歴史的な偉業だと言える。
5月13日、最高裁判所はアプリ開発者からの訴訟の審理を拒否した。 彼らは、アップルがCOVID-19追跡アプリとビットコインアプリをApp Storeで利用可能にすることを拒否したことで、独占禁止法に違反していると訴えた。
国連の制裁リストに載っている北朝鮮のタンカー「ユソン」号がロシア沖で発見された。国際社会による対北朝鮮制裁違反の監視活動が強化されているにもかかわらず、北朝鮮船舶による違法活動が依然として続いている。