米司法省文書 アンドルー王子と習近平の密接な関係示唆

2026/02/03 更新: 2026/02/03

米司法省が最新で公表したエプスタイン関連文書により、イギリスのアンドルー王子が習近平と「かなり長時間にわたり共に過ごしていた」ことが明らかになり、注目を集めている。アンドルー王子はこれ以前にも、中国共産党(中共)のスパイ事件との関係で警告を受けていた。

「アンドルーは習近平と長時間同じ場に」

米司法省は1月30日、ジェフリー・エプスタイン関連の300万点を超える文書を公表した。その中には、2015年11月にエプスタインが、億万長者投資家でリンクトイン共同創業者のリード・ホフマンに送った電子メールが含まれている。

このメールによると、イギリスのアンドルー王子(称号剝奪後はアンドルー・マウントバッテン=ウィンザーと改称)は、中共の高官らと多数の接触を持っていたとされる。エプスタインは大規模な性的人身取引事件に関与したとして拘束され、2019年8月、収監中に死亡している。

英紙テレグラフによると、メールの中で、エプスタインはホフマンに対し、「アンドルー王子はまもなく中国を訪問する。彼は習近平と長い時間を共にしていた」と記していたという。

アンドルー王子は2016年4月と2018年5月の2度、北京の人民大会堂で習近平と公式会談を行っている。中共の官製メディアが公開した写真では、両者が会談中に握手を交わす様子が確認できる。また、アンドルー王子は毎年、習近平の誕生日に合わせて直接書簡を送っていたと報じられている。

昨年公開された文書では、元アシスタントのドミニク・ハンプシャーが、アンドルー王子と習が「常に連絡ルートを維持していた」と主張している。

中共関係者と度重なる面会

2021年には、アンドルー王子が中共のスパイ容疑者とされる楊騰波と複数回面会していたことが問題視され、警告が発せられていた。楊は2023年3月、英イギリスへの入国を禁止されている。

テレグラフは昨年10月、楊騰波がイギリスで「ハンプトン・インターナショナル・グループ」というコンサルティング会社を設立し、アンドルー王子と密接な関係を築いていたと報じた。アンドルー王子は少なくとも3回、楊と会っていたとされる。英治安当局はすでに2021年の時点で、アンドルー王子に警告を行っていた。

2023年に、当時のスエラ・ブレイバーマン内相が楊騰波のイギリス入国を禁止した。英情報機関のMI5は、楊が中共の党員であり、情報収集を担う統一戦線工作部のために活動していたと指摘している。楊は、中共政府のために活動していたとされる英国人スパイ2人の裁判において、中心的な人物とされている。

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