歴史の名君 唐の太宗・李世民
唐王朝を設立したのは、高祖の李渊(りえん)であるが、実質的な創業の功臣で、国の発展の枠組みを固めたのは唐の太宗・李世民(626~649在位)だ。李世民は、中国五千年の歴史の中で最も賢明な名君と称えられており、彼が統治していた貞観時代は歴代の帝王たちの模範となった。
李世民という名前の由来には、次のような逸話がある。世民が4歳の時のことである。李淵を訪れた書生が偶然に世民を見かけて、「龍鳳のような気品に、太陽のような貴人相だ。冠礼を上げる年頃(20歳)になると、世を治めて民に安らぎをもたらすであろう」(龍鳳之姿、天日之表、其年几冠必能済世安民)と言ったという。この(済世安民)から二文字を取って世民としたのである。
李世民は幼い頃から戦場を飛び回り、民衆の苦難を目の当たりにしたため、民こそが国を建てる根本であることをよく知っていた。彼はかつて太子と大臣らに次のように語ったという。
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。