【神伝文化】曹操など多くの古人たちは子供に節約を教えていた

曹操は自分の子供への教育に対して、厳しい人でした。曹操が布告した「諸児令」には、「息子たちに対して、私はだれもが好きですが、大人になって才能がある人だけに重任を任せるのです」と書いてあります。

曹操は自分の息子に贅沢をしないということを教えるため、彼自身が言葉で教えるだけでなく身をもって手本を示しました。日常生活の中で、自分の服装は継ぎあてる場合が多く、夫人の卞(べん)氏は曹操が魏王になったにもかかわらず、相変わらず布の服を着て、燈台の下で糸を防ぎ、布を織っていました。

陶侃(とうかん)は西晋、東晋の武将でした。彼は県の小さい役人として勤めた時、職務の便を利用し、塩漬けの魚をもらい、母にあげました。しかし、彼の母親は彼宛てに書いた手紙の中でこう言いました。「あなたは官職に就いています。しかし、公方から貰った物を私に贈りました。これを見て私は良いとは思いません。かえって私はあなたのことを心配するようになりました」。それから、陶侃は人と処世の態度に気を配りました。こうして、彼は、品性の気高い大官になりました。このような遺風は彼の曾孫である陶淵明(訳注:東晋・宋の時代の詩人)に、わずかな俸禄のために身を屈することはしないという良い影響に与えました。

唐の太宗は亡くなる前、子孫が贅沢にしないよう、自分が日頃に使っている牛の角のクシなど粗末な用品を陵墓に置くようにと命じ、自ら手本を示しました。彼は自分の子孫は永遠に節約の美徳を保つよう要求しました。

(明慧ネットより転載)