「香港は冷戦時代のベルリン」、抗議活動家がドイツで講演

[ベルリン 9日 ロイター] – 香港の活動家、黄之鋒氏(22)は、ベルリンで講演し、香港は冷戦時代のベルリンのように、自由世界と「中国の独裁」を分かつ防波堤となっていると述べた。

同氏は、民主派団体「香港衆志(デモシスト)」のリーダーで、抗議活動家として知られている。

同氏は、新聞社の支援によりドイツ議会で開催された世界の人権活動家を奨励するイベントで講演。抗議活動を香港行政長官の逃亡犯条例改正案撤回表明で満足する内容にはしないと言明した。

同氏は、「もしわれわれが新たな冷戦の中にいるとすれば、香港は新しいベルリンだ」とし、「われわれは自由世界に対し、われわれとともに立ち上がり、中国独裁政権と戦うよう求める」と述べた。そのうえで、習近平国家主席は「国家主席ではなく皇帝だ」と付け加えた。

おりしも、ドイツのメルケル首相が訪中から帰国。香港問題の平和的解決を呼びかけたものの、中国滞在中に香港の抗議者らとより直接関わらなかったとして国内から批判が出ている。

関連記事
5月14日、メリーランド州、ネブラスカ州、西バージニア州で民主党と共和党の初選が行われた。前大統領ドナルド・トランプ氏と現職大統領ジョー・バイデン氏は選挙戦でいくつかの警告信号に直面したが、全体的な状況は安定していた。5月14日予備選挙のハイライト
反ユダヤ主義に対抗することを目的とした法案が米国下院で可決され、憲法修正第一条の権利に影響を及ぼす可能性について党派を超えた議論が巻き起こっている。反ユダヤ主義啓発法として知られるこの法案は、5月1日、321対91の賛成多数で米下院を通過した。
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。
ニュージャージー州ワイダーウッド、前大統領ドナルド・トランプは5月11日、ビーチでの珍しい演説に数万人のファンを集めた。民主党が優勢とされるこの州で、共和党候補がこれほど多くのファンを集めたのは歴史的な偉業だと言える。