米軍基地を転々と撮影 中国人留学生を逮捕

2026/04/22 更新: 2026/04/22

最近、アメリカで中国人留学生が軍事施設を撮影した疑いで逮捕された。中国出身の梁天瑞(21)容疑者は、米中西部を旅行中に米軍機や空軍基地施設を無断で撮影したとして起訴されている。

英紙「ザ・スコッツマン」の報道によると、梁容疑者はグラスゴー大学で航空工学を専攻している。

FBIの裁判資料によると、先月26日に梁容疑者は英国からカナダのバンクーバーに渡航し、NYのコロンビア大学に在学する友人と合流し、28日に2人で車で米国へ入国した。

その後、友人がNYへ戻ると、梁容疑者は単独でサウスダコタ州のエルスワース空軍基地に向かった。当初は爆撃機「B-1Bランサー」の撮影を試みたが、同機はすでに移動していたため、ネブラスカ州のオファット空軍基地へ移動し、ボーイング製の偵察機「RC-135」や早期警戒機「E-4B」を撮影したとされる。

米空軍によると、「E-4Bナイトウォッチ」は緊急時に大統領や軍高官のための空中指揮所として機能する特殊な航空機である。

FBIは、軍施設を許可なく撮影することなどは違法だと指摘している。梁容疑者は「空を撮るのは合法だが、地上の航空機を撮影するのは違法と認識していた」と供述し、写真は個人のコレクション用だったと説明している。

梁容疑者は今月7日、米国を出国してスコットランドへ戻る直前、NYの空港で逮捕された。

逮捕された翌日の8日、裁判官は勾留請求を一時退け、保釈を認めた。条件は旅券の提出、NY州内に留まること、米軍施設への接近禁止などだった。しかし翌日、裁判所は「相当の逃亡リスクがある」とする政府側の主張を採用し、再び拘束を命じた。

FBIによると、梁容疑者は「航空機愛好家向けのウェブサイト」からオファット空軍基地への経路を知ったとされ、同サイトには滑走路や基地の撮影ポイントに関する案内も掲載されていた。

目撃者の証言では、当時、滑走路で航空機が離着陸する中、基地付近に停車していた車内から望遠レンズ付きカメラで撮影する人物が確認されていたという。

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