サウジ石油施設攻撃、イランの武器使用された可能性=連合軍

[リヤド 16日 ロイター] – イエメンの親イラン武装組織フーシ派と戦うサウジアラビア主導の連合軍は16日、週末に発生したサウジの石油施設攻撃でイランの武器が使用されたことを示す証拠が初期調査で判明したことを明らかにした。

14日、サウジ東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が攻撃された。イエメンのフーシ派が、無人機(ドローン)で攻撃したとの犯行声明を出している。サウジの石油生産能力の半分以上が影響を受ける見通しで、これは世界の石油供給の5%超に相当する規模。

連合軍の報道官は、ドローンが飛ばされた場所を特定する調査が続けられているとし、「初期調査はイランの武器が使用されたことを示しており、われわれは現在、攻撃が仕掛けられた場所の特定に取り組んでいる。フーシ派が主張しているようにイエメンからではなさそうだ」と述べた。

米政府は、サウジアラムコの石油施設攻撃でイランが背後にいたことを示す証拠があると主張。イラン政府は、米国の非難は「的外れ」と一蹴している。

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