Alicia Campbell / Pixabay

中国伝統美徳物語(孝行編)その八「郭巨は母に孝行をする」

漢の時代、郭巨(かくきょ)という人がおり、家は貧乏で、兄弟が3人いました。郭巨は父親が亡くなった後に残った家財を兄弟に分け与え、母親を連れて自分の家で孝養(親をやしない孝行をすること)し、よく働き常に倹約して暮らしていました。

その後、息子が生まれ、生活が更に苦しくなりました。郭巨の母親はいつも美味しい食べ物は孫に譲り与えました。これを見た郭巨は心を痛め、食事をするときには子供を外で遊ばせました。ある日、子供が外で遊んでいるとき、誤って水に溺れて死にました。母親に悲しみを味あわせたくないと、郭巨は孫が溺れ死んだことを母親にわからないようにしてほしいと妻にお願いしました。

そして妻に「子どもは再び作れるものですが、母親は二度と得られないものです」と言いました。妻は郭巨の願いに敢えて違背(いはい・命令などにそむく)せず、急いで子供を埋葬する穴を掘りました。穴を約1メートルまで掘ったところで、突然大きな雷が鳴り、雷の震動で死んでいた子供が目を醒ましました。このとき、穴の中から黄金が入ったつぼが現れ、つぼの上には「天が黄金を賜る、郭巨は孝行な人で、役人はこの黄金を奪ってはならない、民も取ってはならない」という文字が書かれていました。郭巨夫妻は黄金を賜った後、家に持ち帰って母親を孝養し、子供を養いました。

▶ 続きを読む
関連記事
「膝の痛みなら手術」と考えている人は要注意です。10年間の研究で、よく行われる半月板手術が痛みや機能を改善せず、むしろ変形性膝関節症の進行と関連する可能性が判明。手術を急ぐ前に知っておきたい意外な事実とは?
目を酷使する毎日だからこそ、休ませ方が大切です。温湿布、目の運動、食事まで、目を整える実践ケアを紹介します
ステーキより安いレバーに、実は豊富な鉄分やビタミンが。捨てていた部位を見直すと、食費にも体にもやさしい食べ方が見えてきます
夏の肌は、紫外線と冷房で思った以上に乾きがち。メロンやスイカなど、食べて潤す5つの瓜類を紹介します
「一度老化した細胞は、もう若返らない」――そんな常識を覆す研究結果が注目されています。老化した細胞が免疫細胞の働きによって幹細胞へ戻り、傷ついた組織を修復する驚きの仕組みとは?将来の再生医療を変える可能性に迫ります。