台湾・蔡総統、副総統候補に頼氏起用 中国は警戒

[台北 17日 ロイター] – 台湾の与党・民主進歩党(民進党)は17日、来年1月の総統選に出馬する現職の蔡英文総統と組む副総統候補に、同党の頼清徳・前行政院長(首相)を起用すると発表した。

頼氏は、11月の地方選挙で民進党が大敗した責任を取り辞任したが、行政院長だった昨年4月、台湾は独立した国家であると議会で主張し、中国が警戒感を強めている。

中国共産党機関紙・人民日報傘下の有力国際情報紙である環球時報は、中国は2005年の反国家分裂法に基づき、同氏への国際逮捕状を出すべきだと主張している。

頼氏は「総統選を戦うため、副総統候補の指名を受けることを決めた」と明らかにし、「最も暗い時期に台湾を団結させて守り、民主主義の光を灯し続け、香港のために道を示し、世界を照らす」と強調した。

最大野党・国民党は、頼氏を副総統候補に起用することで、民進党は台湾独立を強く訴える人々に近づき、「過激主義者」の票を取り込もうとしていると批判した。

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