米イラン交渉取りやめ トランプ氏「話したいなら電話を」

2026/04/27 更新: 2026/04/27

中東情勢が不安定化する中、アメリカとイランの対面での交渉は取りやめとなった。トランプ米大統領は、イラン内部が混乱しており、提示された案には不満があると述べ、話したいなら直接電話するようイラン側に求めた。一方、イスラエルとレバノンの間では戦闘が再燃し、双方はレバノン南部で交戦した。

トランプ氏は4月25日、アメリカ代表団の交渉参加を取りやめた。不完全な停戦案を協議するために、長時間かけて移動するつもりはないと明言した。「交渉が必要な相手とは誰とでも向き合う。しかし、2日も待たせ、人々に16時間、17時間も移動させる必要はない。そうする必要はない。彼らが話したいなら、私に電話すればいい。われわれがすべての切り札を握っている」と語った、

トランプ氏は、イランでは現在、内部対立が非常に激しく、各勢力が指導権を争っていると述べた。こうした混乱の中でイラン側がアメリカに提出した和平案について、トランプ氏は「興味深いことに、私がその文書を退けてから10分もしないうちに、より良い新たな文書を受け取った」と一蹴した。

トランプ氏は、新たな文書にどのような内容が含まれているかには言及しなかった。「合意内容は複雑ではない。イランは核兵器を保有してはならない。それだけのことだ」と述べ、核心となる問題は依然として核兵器だと強調した。

一部報道によると、イランの外交当局者や事情に詳しい関係者は、イラン側が協議の結果、合意は可能だとの見方を示したと明らかにした。アメリカとイランは、今後数日以内に会談する可能性があるという。

米軍による海上封鎖が続く中、その影響でこれまでに37隻の船舶が航路変更を余儀なくされた。米財務省はこのほど、「セヴァン号」など、イランの「影の船団」19隻に制裁を科した。これらの船舶が、イランのエネルギー、石油、天然ガスの輸送を支援し、数十億ドル相当の貨物を運んでいたことが理由だとしている。

一方、イスラエルとレバノンの間でも戦闘が再燃した。

イスラエルのネタニヤフ首相は「ヒズボラによる停戦合意違反が、停戦を実質的に損なっていることを認識しなければならない。したがって、われわれの立場からすれば、イスラエルの安全、兵士の安全、そして地域住民の安全を守る義務がある」と呼びかけた。

アメリカの仲介で成立したイスラエルとレバノンの停戦合意は、本来4月26日に期限を迎える予定だった。トランプ氏は、停戦合意を3週間延長すると述べていたが、情勢は再び不安定化している。双方の交戦後、再び停戦に至るかどうかは、なお不透明である。

 

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