イラン、アラク重水炉再稼働ヘ 一部機能を作動

[ジュネーブ 23日 ロイター] – イランは23日、アラク重水炉再稼働に向けて一部機能を作動させたと発表した。

国営メディアによると、アラク重水プラントの「第2回路」のスイッチを技術者が入れた。原子力庁のサーレヒー長官は国営テレビで「原子炉の重要セクションをわれわれは始動しつつある」と語った。

また準国営のメヘル通信は、イランがアラク重水プラントの近代化に取り組む中で、第2回路のスイッチを動かしたと伝えた。

メヘル通信は、アラク重水炉は2種類の回路で構成され、第1回路は炉心から熱を取り除き、第2回路はその熱を最終的に外に逃がす役割があると説明している。

イラン政府は、米国が昨年核合意から離脱したことに抗議する目的で、原子力開発プログラムの一部を復活させた一方、原子力開発は常に平和目的だとも主張している。

サーレヒー氏は、重水炉は2021年3月から始まるイランの年度中に再稼働のための最初の試験を実施する態勢だと述べた。

同氏はまた、先週のロウハニ大統領の訪日に言及し、日本政府はイランと米国の関係を積極的に仲介する意向だと発言。イランと日本やその他の国の間では、イラン政府が核兵器の開発ないし使用を禁じた2000年代初めの最高指導者ハメネイ師によるファトワ(宗教令)を再び発令し、核兵器を手にしないと請け合う案などが話し合われているという。

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