中国伝統文化の素晴らしさを伝え全世界で絶賛される神韻公演は福岡(1月20~23日)で開演した。団員たちのパフォーマンスは五つ目の都市・福岡の観客たちに真の中国伝統文化の姿を伝え、驚きと感動を与えたようだ。
ご夫妻で来場の岡田さん。行ってみようと誘ったのは奥さんのほうだったという。ネット広告で中国古典舞踊と音楽をはじめて目にし興味をひかれた。神韻の女性ダンサーの衣装は美しく舞踊はしなやかで、男性ダンサーは力強くかっこよく感じた。
一人ひとりの演者がとてもそろっていて情熱的だったというご主人。女性のソプラノの声量にも驚かされた。また神韻の演目で取り上げられている本来の中国がもつ善悪のとらえ方に気付かされたという。
「インターネットで神韻を紹介する動画を見て、これがどのような訓練を受けたのかを見に来ました」と話す寺川一秀さん。シドニーオリンピック金メダリスト、女子柔道の田村亮子(谷亮子さん)の元専属トレーナーであり、現在、博多天神で治療院を営んでいる。
神韻の舞台の中には、現代中国の舞踊劇の演目があり、その中では中国国内で今なお続く法輪功迫害が中国古典舞踊と音楽で克明に描き出されている。この演目でその実態をはじめて知ったという観客も少なくない。
現代劇にショックを受けた寺川さんは、神韻の舞台からメッセージ性を感じたという。「中国伝統文化の復興は今の中国ではできないことや、神韻が中国で上演できないことを理解できた」
「一人ひとりが主役級のクオリティ」と感じたという松下清美さん。公演がある今日という日をとても楽しみにしていた。ご主人の松下仁さんと美容院やネイルサロンを経営している。
それぞれの演目ごとにかわるダンサーの美しい衣装に清美さんは目を奪われた。そして舞台の上で力強く、そしてしなやかに躍動するダンサーたちを支えているのは、古来から伝わる舞踊の伝統だということに気付かされたという。仁さんは生のオーケストラの響きの迫力に驚きを隠せない様子だった。
中国本土では上演がかなわない神韻公演だが、仁さんは、もっと多くの人が見てこの素晴らしさを体験してほしいと話した。「とくに中国の若者に見てもらいたい」
(文/大道修)
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