GettyImages

春には酸っぱいものより、甘いものを食べるべし?

唐代の名医である孫思邈(そんしばく)は、「には酸味の食物を控え、甘味の食物を増して脾の気を養うべき」と記しています。それは、酸味の収れん作用は陽気の活動を抑制し、甘味は脾の気を補い陽気の活動を助ける作用があるからです。

また、春の食事はあっさりしたものを選び、生のものや冷たいものを控えるのが良いでしょう。なぜなら、油っぽい物は消化しにくく陽気の動きを邪魔し、生のものや冷たいものは陽気を抑え陽気の働きを抑制するからです。

その他、「春夏には陽気を養うべし」という養生訓もあり、陽気を養うため温性の春野菜、例えばショウガ、ネギ、ニンニクの苗、ニラ、タデ、ヨモギ、カラシナなどの適量な摂取が望ましいでしょう。

(翻訳編集・雪珍)
関連記事
よもぎと小豆は、漢方と日常生活において重要な役割を果たしてきました。二つの組み合わせはその味に魅力があるだけでなく、そのユニークな性質を活かして体のバランスを整えてくれます。
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。