GettyImages
GettyImages

春には酸っぱいものより、甘いものを食べるべし?

唐代の名医である孫思邈(そんしばく)は、「春には酸味の食物を控え、甘味の食物を増して脾の気を養うべき」と記しています。それは、酸味の収れん作用は陽気の活動を抑制し、甘味は脾の気を補い陽気の活動を助ける作用があるからです。

また、春の食事はあっさりしたものを選び、生のものや冷たいものを控えるのが良いでしょう。なぜなら、油っぽい物は消化しにくく陽気の動きを邪魔し、生のものや冷たいものは陽気を抑え陽気の働きを抑制するからです。

その他、「春夏には陽気を養うべし」という養生訓もあり、陽気を養うため温性の春野菜、例えばショウガ、ネギ、ニンニクの苗、ニラ、タデ、ヨモギ、カラシナなどの適量な摂取が望ましいでしょう。

(翻訳編集・雪珍)
関連記事
スマートフォンのバッテリーをフル充電する習慣が与える影響とは?専門家の意見を元に、バッテリーを長持ちさせるための充電方法をご紹介します。
テクノロジーに依存しない育児法を提案。子どもの成長に必要なバランスの取れたアプローチで、健全な親子関係を築く方法をご紹介します。
春の不安定な気候にぴったりな肝を整える食養生法をご紹介。タンポポを使った薬膳茶で気分をリフレッシュし、心身の不調を和らげましょう。
緑豆やショウガ、ネギ、クワイなど、家庭で役立つ解熱食材を紹介。これらの食材が新型コロナの軽症状改善にどう効果を発揮するのかをご紹介します。
108歳で理容師として働き続け、ギネス世界記録に認定された箱石シツイさん。長寿の秘訣や、90年以上続けた理容師としての思いをお伝えします。