米大統領、人工呼吸器巡りGM・フォード非難 「製造迅速化を」

[ワシントン/デトロイト 27日 ロイター] – トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルス対策で人工呼吸器製造に乗り出した米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>とフォード・モーター<F.N>について、製造を迅速化させるよう要求した。大統領が民間企業に資源供給の迅速化、拡大を促せる「国防生産法」を適用する可能性がある。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、GMが昨年閉鎖したオハイオ州の工場などを「即座に再開させるべき」と主張。「GMは今すぐ人工呼吸器の製造を開始する必要がある!フォードも人工呼吸器(の製造)を急ぐべきだ、早く!」と述べた。

また両社は4万台の人工呼吸器を「非常に迅速に」提供するとしていたが、今では4月末の提供台数が6000台にとどまるとしているとして非難した。

GMおよび提携企業のベンテック・ライフ・システムズは27日、インディアナ州の部品工場で人工呼吸器を製造し、早ければ来月に出荷することを明らかにした。

またフォードは、人工呼吸器製造に向け可能な限り迅速に対応するとした。

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