韓国、入国者全員に4月1日から隔離義務付け 国民も対象

[ソウル 29日 ロイター] – 韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は29日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、海外から入国する全員を対象に、4月1日から2週間の隔離を義務付ける方針を示した。

韓国疾病予防管理局(KCDC)の29日の発表によると、28日時点で新たに105人の感染が確認され、国内の感染者は累計9583人となった。新規感染者のうち41人が海外からの入国者で、韓国人が40人、外国人が1人だった。

首相は、政府の会合で「観光など重要でない目的での入国を効果的に阻止するため、強制的な隔離措置の対象を短期滞在目的で入国する全ての外国人に拡大する」と述べた。

この措置は国民も対象となる。

国内に住居がない外国人は政府指定の施設で隔離され、費用は自己負担となる。

現在は、米国からの入国者に2週間の隔離が義務付けられており、発熱などの症状がある人に検査が実施されている。また26日からは長期ビザで欧州から入国する人に対して検査と隔離が義務付けられた。

政府は27日、韓国行きの全便に対し、30日から乗客の検温を義務付け、37.5度以上の人の入国を拒否すると発表した。

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