独研究所、医療体制への重圧を警告 新型コロナ深刻化なら=新聞

[フランクフルト 29日 ロイター] – ドイツの感染症対策を担う政府機関ロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化すれば、同国の医療体制はイタリアのような重圧にさらされる可能性があると警鐘を鳴らした。

同研究所が29日公表したデータによると、ドイツ国内の感染者は累計5万2547人に増加し、死者は389人となった。

ウィーラー所長は独紙フランクフルター・アルゲマイネに対し、「患者数が人工呼吸器の数を上回る可能性は排除できない。当然、対応能力が不足する状況を想定しなければならない」と述べた。

ドイツでは当初、国外で感染した人が事例の多くを占めていた。

ウィーラー所長は、病院や高齢者施設で感染が拡大し始めれば、死者が急増する恐れがあるとし、「感染はまだ初期の波が来ているにすぎない」と警告した。

関連記事
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
バイデン政権は、イスラエルへの一部の軍需品の納入を遅らせている。ロイド・オースティン米国防長官は5月8日、上院歳出委員会の公聴会で、イスラエルによるガザ南部ラファ包囲の可能性を考慮し、国防総省がイスラエルへの武器輸送計画を一部見直していると発言した。
世界中で、授業中の携帯電話使用を禁止する学校が増加している。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。