米新型コロナ感染患者、糖尿病や心臓疾患などの持病目立つ=調査

[31日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)が31日公表したリポートによると、新型コロナウイルス感染で入院した患者の基礎疾患では、糖尿病、心臓疾患、慢性的な呼吸器疾患が最も多くみられた。ただ、重症化して集中治療室(ICU)に入った人の中でも、約20%はそうした持病がなかった。

CDCは、7162人のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)患者の初期段階のデータを分析した。それによると37.6%は何らかの基礎疾患を抱えていた。

ICUにいる患者で基礎疾患がある人は78%だった。うち、糖尿病を抱えている人は32%、循環器疾患は29%、慢性肺疾患は21%、慢性腎臓病は12%、免疫システムが低下している人は9%だった。

ICUに入っていない入院患者でも71%は基礎疾患があった。

一方、入院していな感染者で基礎疾患がある人は27%だった。

ただ、基礎疾患がなくてもICUで治療が必要だった人は22%で、持病がなくても重症化するリスクがあることが明らかになった。

CDCは、基礎疾患の程度が重症化リスクとどのように関連しているかはまだ分かっていないとしている。

米国では、成人の10.1%は糖尿病、10.6%は心臓疾患、5.9%は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の持病があり、喘息を患っている人は全ての年齢層で7.9%と推計されている。

関連記事
地球温暖化による損害賠償を民間企業に義務付けるバーモント州の法案が、ビジネス環境を悪化させ、すでに資金繰りに窮している州民のエネルギー価格を上昇させるのではないかという懸念を呼んでいる。
「信念を貫き、モラルを守れ」、米最高裁判事がアメリカの現状に警鐘を鳴らした。外の世界は厳しい。おそらく、ここしばらくの間で最も厳しい状況でしょう。しかし、だからこそ、あなたの貢献が重要なのだとアリート判事は述べた。
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。