南アジア、新型コロナ感染者6000人に迫る インドは封鎖延長も

[ムンバイ 4日 ロイター] – 新型コロナウイルスの感染者は南アジアでも広がり、域内8カ国の合計は4日、6000人に迫った。特に感染者が多いインドでは、ロックダウン(都市封鎖)が延長される可能性が出ている。

金融ハブのムンバイを抱えるマハラシュトラ州の衛生当局者は、ロイターに対して「市民がルールを守らず、感染者が増え続ければ、ロックダウンを2週間程度、延長する以外に選択肢はなくなる」と語った。

インドでは累計の感染者数が2902人、死者は68人に上っており、4月14日まで3週間の予定でロックダウンが導入されている。

南アジアの感染者数は過去1週間で倍以上に増加。専門家は、もともと脆弱な公共医療システムが崩壊する可能性を警告している。

パキスタンやバングラデシュ、インドでは、感染予防に役立つとされる「社会的距離の確保」の実施にイスラム教徒が難色を示すことがあるといい、警官隊との衝突も起きている。

 

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