メキシコ大統領、新興国向け「マーシャルプラン」を呼び掛け

[メキシコ市 6日 ロイター] – メキシコのロペスオブラドール大統領は6日、新興国の新型コロナウイルス対策を支援するため、国際金融機関が新たな「マーシャルプラン」(復興援助計画)の策定を支援すべきだと表明した。

定例会見で述べた。大統領は米資産運用会社ブラックロック<BLK.N>のラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)と4日にテレビ会議を行い、この構想を提案したという。

大統領は「マーシャルプランのようなものが必要だ」と発言。「(フィンク氏に)提案した。国際通貨基金(IMF)からは何も話が出ていない。世界銀行からも何も話が出ていない。援助・支援の発表がない」と述べた。

大統領は、新興国向けの支援は「一方的な融資」ではなく「開発協力」の形で行うべきだとも主張した。

マーシャルプランは第2次世界大戦で被災した欧州諸国を支援するため米国が1948年に開始した復興援助計画。

スペインのサンチェス首相も、新型コロナ感染拡大による打撃から欧州が回復するにはマーシャルプランのような枠組みが必要だとの認識を示している。 

民間アナリストは、新型コロナの感染拡大でメキシコが今年、深刻な景気後退に陥ると予想している。

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