中国の甘粛銀行、国有企業向け300億元融資で合意 資本注入報道も

[北京 10日 ロイター] – 中国の甘粛銀行<2139.HK>は、向こう3年で国有企業に300億元(42億6000万ドル)融資することで合意した。同行を巡っては、先週にある支店で預金引き出しが相次いだことを受け、支配株主である甘粛省政府が資本注入することで合意したと伝えられている。

10日に地元の政府系紙が伝えたところによると、甘粛銀行は9日、国有資産監督管理委員会(SASAC)の甘粛部門や省政府系9社との間で、融資合意文書に署名した。

省政府のウェブサイトに掲載された声明文は、同行と国有企業との連携について「省の安定的で健全な経済・社会発展を効果的に支援する」ものだと指摘した。

甘粛銀行からは今のところコメントを得られていない。

金融ニュースサイト「財新網」は10日、匿名の規制当局筋の話として、甘粛省政府が7日、中国人民銀行(中央銀行)の特別融資による支援を受ける形で甘粛銀行への資本注入計画を承認したと伝えた。注入規模については具体的に示していない。

人民銀当局者は10日、甘粛銀行に関する質問への回答を避けた。

甘粛銀行の2019年純利益が前年比85%減少したことを受け、投資家や預金者は同行の業績への懸念を強めていた。昨年末の不良債権比率は前年比16ベーシスポイント上昇の2.45%だった。

同行の総資産は昨年末時点で3350億元。

4月初め以降、同行の香港上場株は約30%下落した。

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