独連立政権支持率が約3年ぶり高水準に、新型コロナ対策で好評価

[ベルリン 16日 ロイター] – ドイツの公共放送ARDの委託で調査機関DeutschlandTrendが実施した世論調査によると、メルケル首相率いる連立政権の支持率が約3年ぶりの高水準に上昇している。新型コロナウイルス感染拡大における対応が評価された。

首相は慎重な対応を取り、学校や多くの工場と店舗を比較的早期に閉鎖、これが一定の効果をもたらし、同国は規制緩和に向けた小さなステップを発表している。

DeutschlandTrendの調査では、与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は38%で2週間前から3ポイント上昇。前回の総選挙直前に当たる2017年8月以来最高となった。

2位となった環境政党の緑の党支持率は19%で3ポイント低下。1年強ぶりに支持率が20%を下回った。過去18カ月は環境への懸念が追い風となっていたが、新型コロナ感染拡大で背景にうずもれた形となった。

連立与党の社会民主党(SPD)支持率は17%で1ポイント上昇。

極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)支持率は9%で、1ポイント低下した。

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