金正恩氏、故金主席生誕記念日に参拝せず 健康巡る憶測浮上

[ソウル 17日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日である15日の「太陽節」に姿を見せなかったことを受け、アナリストの間では金正恩氏が健康上の問題を抱えているとの憶測が広がっている。

国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)は16日、金日成氏の遺体が安置されている錦繡山(クムスサン)太陽宮殿に政府高官らが訪れたと報じた。ただ、これまでとは異なり、金正恩氏の参拝については言及されず、労働党機関紙の労働新聞が公表した写真にも金正恩氏の姿はなかった。

これを受け、金正恩氏が健康上の問題を抱えているのではとの憶測が浮上。韓国世宗研究所のCheong Seong-Chang上級研究員は「一時的にせよ、金正恩氏の健康面や安全面に問題が生じた可能性がある。ただ状況を判断するのは難しい」と述べた。

金正恩氏は11日の党政治局会議には出席していた。

関連記事
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。
5月6日、フランスのマクロン大統領と欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長はパリで中国共産党党首の習近平と会談し、貿易不均衡とウクライナ戦争に関する懸念を強く伝えた。
習近平のヨーロッパ訪問中、英国防省が中国共産党のハッカー集団によるサイバー攻撃を受けた。
5月3日、「世界報道自由デー」に合わせて、国境なき記者団が報告書を公開した。この報告書では、中国が世界で最も多くの記者を刑務所に送っている国であることが明らかにされている。