スペイン、新型コロナの1日当たり死者が約1カ月ぶり低水準

[マドリード 19日 ロイター] – スペインでは19日、新型コロナウイルスによる1日の新たな死者数が410人となり、3月22日以降で最低を記録した。

4月2日には1日の死者は950人と最高を記録したが、3月中旬からウイルス感染拡大防止のために導入したロックダウン(都市封鎖)により、感染拡大ペースに減速の兆しがみられる。

保健省によると、19日時点でこれまでに死亡した人は2万0453人で、米国、イタリアに次ぎ世界で3番目に多い。感染者数は、前日の19万1726人から19万5944人に増加した。医療従事者の感染は全体の15.6%を占める。

サンチェス首相は18日、全土で行っているロックダウンを5月9日まで延長することを来週議会に要請すると明らかにした。ただ、制限措置は今までよりも柔軟に適用すると説明した。

スペインでは既に一部のセクターで経済活動が再開されているが、大半の人は依然、食料など生活必需品の買い物以外は外出が禁止されている。

一方、4月27日以降、児童は一定時間外出が許可される。イラ保健相は詳細を21日の閣議で議論すると述べた。また、屋外での運動や高齢者の散歩の許可なども検討する方針という。

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