英国で求職中の金融専門家、第1四半期に前期比43%増

[ロンドン 20日 ロイター] – 20日に公表されたデータによると、第1・四半期に英国で新たな職を探していた金融専門家の数は前四半期比43%増えた。新型コロナウイルス流行を受けて雇用主は採用を抑えている。

最新のモーガン・マッキンリー・ロンドン・エンプロイメント・モニターによると、英金融サービス業界は3月に採用ペースが急減速。同月の有効求人数は前月比38%減少した。1月には総選挙を受けて前月比97%増えていた。

モーガン・マッキンリーUKのマネジングディレクター、ハカン・エンバー氏は「幸いなことに、シティの雇用主は従業員の安全や事業の継続性を確保するため、リモートワークが可能となるようできることを全てやっている」と述べた。

HSBC<HSBC.L>、バークレイズ<BARC.L>、ロイズ<LLOY.L>、スタンダード・チャータード<STAN.L>など各行は、年内に人員を削減しないと約束した。

新規プロジェクトが延期され、大半のポストで採用ペースが減速しているものの、ソフトウエア技術者、IT(情報技術)監査人、サイバーセキュリティ―専門家、データ・分析専門家への需要は依然として高い。

エンバー氏は、ITやフィンテックの専門家は引き続き労働市場で引く手あまた、と述べた。

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