世界の新型コロナ感染250万人突破、米も80万人超え=ロイター集計

[21日 ロイター] – ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者が250万人を突破した。死者も17万人を超えた。地域別では欧州での死者が全体の3分の2を占める。

米国の新型コロナ感染者も80万人を突破した。感染者数は約2週間で倍増。米国の感染者数は世界最多で、スペインの約4倍の水準に上っている。

米国での死者数は前日から約2000人増加し、累計で約4万5000人に達した。複数州がまだ死者数を報告していない。

しかし、過去3日では1日当たりの新規感染者は3万人以下、死者も2000人を下回り、増加ペースはともに鈍化の兆候を示している。

世界の感染者は累計で最初に50万人に達するまではおよそ75日かかったが、直近ではたった6日間で50万人増加。1日当たりの新たな感染者数は4月に入り7万人超に加速している。

もっとも、専門家からは実際の感染者数は報告されている人数より多い可能性が高いと指摘されている。1918年から大流行した「スペイン風邪」は約5億人が感染したと推計されており、新型コロナの感染者数はこれをはるかに下回っている。

ただ各国のロックダウン(都市封鎖)措置により、感染拡大が鈍化している兆しもある。1日当たりの感染者増加率は4月上旬の8─9%から先週には3─4%に低下した。

地域別では欧州の感染者数が110万人超。死亡率は約10%となっている。一方、北米の感染者数は全体の3分の1を占めているが、死亡率は5%に抑えられている。中南米は他地域に比べて感染者数の増加が早く、過去24時間の新たな感染者数は10万人超となっている。中国では1日当たりの新たな感染者が減少。過去3日間では1日当たりの感染者数が20人を下回っているほか、今週に入り死者は報告されていない。

*内容を追加しました。

関連記事
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。