匂いは人に対する好感度に強く影響

米ノースウェスタン大学の研究者は、実験結果を踏まえて、匂い心理好感度に強く影響しており、特に初対面の場合は、匂いが相手に対する第一印象をかなり左右していると指摘した。

 実験は、爽快なレモンの匂い、不快な汗の匂い、および刺激性のない中性の匂いをそれぞれの被験者に嗅がせたのち、一枚の無表情な人の写真を見せて、この人に対する好感度を評価するように求めたところ、爽快なレモンの匂いを嗅いだ被験者は、この写真内の初対面の人に対して好感度が高く、厭な汗の匂いを嗅いだ被験者は、写真人物に対する好感度が低いという結果が得られた。これによって、匂いが人間の感性判断力に対して強い影響を与えていることが分かった。

 一方、ドイツの心理学者・フラウ氏が発表した研究報告は、日常生活の中で、匂いは、男性に比べて女性に対してより強い影響力があると指摘した。

 フラウ氏の研究では、208人の若い男女を対象に、衣服などに付着している恋人の匂いから得られた心理効果に関して調査した結果、5分の4の女性たちが、衣服などに付着している恋人の匂いから快感を得られることが分かった。3分の2の女性たちは、恋人が不在の時、恋人のパジャマやシャツを着て寝たことがあると答えた。

 その一方、女性と同じ行動を取る男性の割合は、40%にも足りず、さらに衣服などに付着している恋人の匂いを嗅いで快感を求める男性はほとんどいないという調査結果が得られたという。

 しかし、男女ともに相手の匂いから喜びや満足、親近感が得られた。その前提は双方が互いに飽きていないことである。

(翻訳・太源)

関連記事
25日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、愛知県芸術劇場で昼と夜の2公演を行った。公演を鑑賞した、日本伝統和菓子の製造会社の社長は「米ブロードウェイでいろいろ見たが、今回が一番」と絶賛した。米国や欧州をはじめ世界各国で同時に巡回公演を行ない、一大センセーションを起こしており、全世界で賞賛する声が相次いでいる。
七草粥でおなじみの「すずな(かぶ)」の魅力を再発見!冬にぴったりなかぶの栄養と、美味しいレシピで体を温めながら健康を守る方法を紹介します。
「N=1サイエンス」アプローチを通じて、自分自身を実験台にして健康を改善する方法を探求した実験の話。科学の力を活かし、健康に対する主体的なアプローチを促進します。
高血糖が脳の健康に与える影響は糖尿病の人だけでなく、健康な人にも関わる問題です。食事や運動で血糖値を管理し、脳と体の健康を守る方法をご紹介します。
脂肪肝のリスクを減らすための食事と生活習慣を見直し、予防する方法を紹介します。山楂茶を取り入れた簡単な健康習慣も提案しています。