フィリピン、首都マニラ封鎖を5月15日まで延長

[マニラ 24日 ロイター] – フィリピンのドゥテルテ大統領は、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため首都マニラのロックダウン(封鎖)期間を5月15日まで延長した。ハリー・ロケ報道官が24日、明らかにした。これにより封鎖は8週間となる。

ロケ報道官は記者団に、封鎖は感染が深刻な他の地域にも拡大されるが、よりリスクの低い地域では緩和され、業務や交通、商業活動が部分的に再開すると説明した。

大統領は23日夜の対策会議で封鎖措置の延長を決定した。また新型コロナのワクチンを開発したフィリピン人に5000万ペソ(98万6000ドル)の報奨金を支払うと提案した。

マニラは1300万人の人口に加えて、統計に入っていない住民が数百万人いるとされる超過密都市で、全土の感染者と死者の3分の2をマニラが占めている。これまでの累計感染者数は6981人、死者は462人。

フィリピンは感染者が少なかった時期にいち早く封鎖と自宅隔離政策を導入、中国、イタリアに続いて世界で3番目の導入国となった。3月12日に、移民、移動、商業、集会を制限し、16日には帰国者以外の入国を禁止した。

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