ドイツ、ロックダウン緩和拡大 来週から遊技場など再開へ

[ベルリン 30日 ロイター] – ドイツは、新型コロナウイルスの感染抑制に向け実施しているロックダウン(都市封鎖)措置を一段と緩和し、来週5月4日から遊技場や美術館、教会を再開する。また数日内に学校やスポーツイベントに関しても判断するとした。

ただメルケル首相は、国民が警戒姿勢を解き、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を失念すれば、感染の第2波を引き起こす可能性があると警告。「われわれは新たな感染者数を確実に減らすよう努めなければならない。感染者の曲線が再び上向いた時に早期に発見し、行動に移すために警戒態勢を保つ必要がある」と語った。

ドイツ首相府のヘルゲ・ブラウン長官は30日、社会的距離を保つ措置は5月10日まで維持されるとの見通しを示した。また一段の措置緩和については感染率が低水準を維持することが条件とした。

メルケル首相はまた、コンサートや主要なスポーツイベントなど大型イベントの開催は8月31日まで認められないとした。

ドイツは前週からロックダウンの一部解除を進めており、社会的距離を厳格に保ったうえでの小売店の営業などを認めている。

連邦保健省下のロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す「再生産数」は現在、推定0.76となっている。

RKIが発表した国内の新型ウイルス感染者数は30日現在、29日から1478人増加して15万9119人。死者は同173人増加して6288人となっている。

*内容を追加しました。

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