仏、新型コロナ死者数0.9%増の2万4594人 基本再生産数1下回る

[パリ 1日 ロイター] – フランス保健当局は1日時点の新型コロナウイルス感染による死者数が2万4594人と、前日からの増加数は218人(0.9%)にとどまったことを明らかにした。

1人の感染者が新たに何人に感染させるかを示す「基本再生産数」は平均0.6─0.7と、これまでの0.5からやや上昇したものの、入院患者数、および集中治療室(ICU)で治療を受けている人の数は過去約2週間にわたり継続的に減少している。

仏保健当局トップのジェローム・サロモン氏は基本再生産数がやや上昇したことについて、「経済活動が段階的に再開されていることに起因する」と説明。基本再生産数が0.7であると、感染者100人が新たに感染を広げるのは70人にとどまることを意味し、1を下回れば流行は終息に向かっていることを示すため、ロックダウン(都市封鎖)などの感染拡大抑制策の段階的な緩和が可能になる。

政府はロックダウン措置の緩和を11日に開始する予定。ただ厳しい制限措置の維持を巡っては、感染拡大の程度に従い地域別に対応する。

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