ドイツ、封鎖措置を大幅緩和 プロサッカーも月内再開
[ベルリン 6日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)措置を緩和すると発表した。パンデミック(世界的大流行)の第1段階は過ぎ去ったとする一方、先は依然として長いとの考えを示した。
ドイツは3月にロックダウンを開始。1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す「再生産数」は1を下回っている。
メルケル首相は州政府との協議を受け、「現時点で、ウイルス拡散を遅らせるという目標が達成され、医療システムを守ることもできている。このため、さらなる緩和策について議論し、合意することが可能になった」と述べた。
政府が16州と合意した措置によると、異なる2家族が集まれるようになるほか、衛生対策を条件に営業を再開できる店舗の対象が広がる。ただ、1.5メートルのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)確保や公共交通機関でのマスク着用といった指針は維持される。
またメルケル氏はプロサッカーのブンデスリーガについて、今月後半の再開が認められたと述べた。
学校も段階的に再開され、詳細は州ごとに判断する。
計画には「緊急ブレーキ」という措置も含まれ、新たな感染者が1週間で住民10万人当たり50人以上出た地域では規制が再び導入される。
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