米司法省、フリン元大統領補佐官の起訴取り下げ

[ワシントン 7日 ロイター] – 米司法省は7日、2016年大統領選挙を巡るロシア疑惑に絡み解任され、その後偽証罪に問われた元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のマイケル・フリン被告の起訴を取り下げた。

フリン被告は17年、モラー特別検察官(当時)によるロシア疑惑捜査で連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をした罪を認めたが、現在は偽証はなかったとして罪状を認めた答弁の取り消しを求めていた。この事件を巡っては、司法省が見直しを行っていた。

起訴取り下げの申請を受け、連邦裁判所の判事が是非を判断する。

トランプ氏は司法省の決定について、フリン被告にとって「非常に喜ばしい」と述べた。

司法省は裁判所に提出した文書で、フリン被告の起訴につながったFBIによる17年1月の聴取について、合法的な捜査に基づくものだったか納得できず、同被告の証言がたとえ真実ではなくても重要だったと考えられないと説明した。

トランプ氏は3月、フリン被告の恩赦を検討していると表明。また先月末にはフリン被告を政権内の役職に再起用することを検討していると表明した。

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