スペイン、人口の約5%が新型コロナ感染 抗体検査の暫定結果

[マドリード 13日 ロイター] – スペイン保健当局が13日発表した新型コロナウイルス抗体検査の暫定結果から、人口の約5%が新型コロナに感染していたことが分かった。これはスペインの人口4500万人中230万人が感染したことを意味し、公式発表の感染者数の約10倍に相当する。

抗体検査は4月27日から、全国で6万人を対象に実施された。

スペインでの新型コロナ感染者数は累計22万8691人で、世界で2番目に多い。死者は2万7104人。

スペイン外務省筋はこの日、政府が感染の第2波回避に向け、7月まで国外への渡航を制限する計画と明らかにした。スペインは3月半ばの非常事態宣言以来、フランスとポルトガルとの国境を閉鎖している。

また、フランス保健当局は、同国の新型コロナ感染症による死者が前日から83人(0.3%)増え、2万7074人に達したと発表した。増加ペースは4日ぶりに鈍化したものの、累計の死者数は米国、英国、イタリア、スペインに次いで世界で5番目に多い。

*内容を追加しました。

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