新型コロナワクチン、早ければ来年初めにも承認=欧州医薬品庁

[アムステルダム 14日 ロイター] – 欧州医薬品庁(EMA)は14日、新型コロナウイルスのワクチンについて、「楽観的な」シナリオでは来年初めにも承認できる可能性があるとの見通しを示した。

EMAのワクチン担当責任者が記者団に明らかにした。

EMAは現在、33のワクチン開発機関と連絡を取っており、承認手続きを早めるため、全力を尽くしているが、9月までにワクチンを実用化できるとの見方には懐疑的という。

同責任者は「ワクチンはゼロから開発する必要があり、楽観的に見ても今から1年後、2021年初めになる」と述べた。

また、ワクチンの第3相試験を省略することはできないとも主張。同試験はワクチンの安全性と効果を確実に検証するために必要だと述べた。

EMAは新型コロナの115種類の治療法を検討しており、一部は早ければ今年夏にも欧州で承認される可能性があるという。具体的な治療法は明らかにしなかった。

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