ロシアのコロナ感染者が30万人突破、WHO「状況は安定」

[モスクワ 20日 ロイター] – ロシアの新型コロナウイルス感染者数が20日、累計30万人の大台を突破した。ただ、世界保健機関(WHO)は状況は安定化し始めているとの認識を示した。

ロシアの新型ウイルス感染者は米国に次いで世界で2番目に多い。この日に確認された新規感染者は8764人で、感染者の累計は30万8705人となった。ただ、1日の増加数としては5月1日以来の低水準だった。 

20日現在の死者数は計2972人で、過去24時間の死者は135人。 ロシアの新型ウイルス感染による死亡率は極めて低く、その集計方法に疑問の声も上がっている。

国営タス通信は20日、WHOのロシア代表メリタ・ヴイノビッチ氏が、感染状況は安定期に入ったとの認識を示したと報じた。

モスクワではロックダウン(都市封鎖)が開始されて8週目に入り、市民の不要不急の外出は禁止されている。ソビャーニン同市長は19日、外出規制の緩和は時期尚早だと述べていた。

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