米当局、対ファーウェイ半導体輸出規制をさらに強化も

[ワシントン 20日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]への半導体輸出を巡る新たな規則について、米当局者は20日、一部で抜け穴と指摘されている問題に対応するため、必要なら規則を修正する用意もあるとの見方を示した。

米商務省は15日、ファーウェイへの半導体輸出規制を強化すると発表。米国の技術を利用した外国製半導体の同社への販売に規制を課した。[nL4N2CX3YP]

ただ、新たな規則はファーウェイが設計した半導体を対象とし、同社の顧客に直接販売する場合は対象とならないため、一部の法律専門家の間では大きな「抜け穴」との指摘が出ている。

国務省のクリストファー・アシュリー・フォード氏は、抜け穴をふさぐため規則を修正する可能性があるかとの記者団の質問に対し、規則の内容を踏まえて判断すると回答。「ファーウェイが何らかの方法で規則を迂回(うかい)しようとした場合、必要に応じて修正するなど、課題への適切な対処方法を見い出す上で、規則が多くの情報を提供する」と述べた。「必要と考えられる修正は当然行う」とも述べた。

会見に同席した商務省のコーデル・ハル氏も、規則を迂回しようとする動きがないかどうか、同省の規制執行部門が監視を行うと語った。

ファーウェイはコメントを差し控えた。

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