コロナ巡る「隠蔽」は中国版チェルノブイリ=米大統領補佐官

[ワシントン 24日 ロイター] – オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、中国の新型コロナウイルス感染拡大への対応について、旧ソ連による1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故と同じような情報隠蔽があったとの見方を示した。

オブライエン氏は、中国政府は昨年11月に湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの状況を把握していたが、世界保健機関(WHO)にうそをつき、外部の専門家が情報を入手できないようにしたと主張。

同氏は米NBCの番組で「中国が世界に放ったウイルスによって米国は景気浮揚と米国人の支援に何兆ドルをも支出することになり、その分の経済的な富を失った」と強調した。

「新型コロナを巡る中国の隠蔽はチェルノブイリとともに歴史に刻まれることになる」と語った。

トランプ大統領は中国の新型コロナへの対応について批判を繰り返している。

中国は米国の批判に反論しており、王毅国務委員兼外相は24日、米国がうそを拡散し、中国を攻撃しているとして非難した。[nL4N2D60DN]

オブライエン氏は米CBSの番組でも「これは現実の問題で、事実の発信が認められなかったため、米国や世界で多くの命が失われた」とし、「これは隠蔽で、われわれはいずれ、真相を突き止める」と述べた。

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