インドネシア、感染防止徹底へ数十万人規模の兵士や警官を動員

[ジャカルタ 26日 ロイター] – インドネシア政府は26日、新型コロナウイルス感染抑制に向けたマスク着用や社会的距離の確保などを徹底するため、数十万人規模の兵士および警官に出動を命じた。

同国では、感染拡大に歯止めがかかっていないにも関わらず、多くの人々が政府の感染抑制策を無視して人混みに出かけているなどと報じられている。

軍幹部によると、26日以降、およそ34万人の兵士を動員してジャカルタ首都特別州など4州で安全な距離を保つなどの感染防止措置を徹底し、「新常態」への移行を図る。また警察官も協力して街頭や商業施設などに立つ。

首都ジャカルタやその近郊では数日前、多くの人々がマスクを着用せず、ラマダン(断食月)の終了を祝うため市場に大挙してつめかけた。

公衆衛生の専門家からは、同国政府の対応が後手に回っていることに3月から批判の声が上がっていた。

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