軍事境界線での3日の銃撃戦、南北ともに休戦協定違反=国連軍

[ソウル 26日 ロイター] – 朝鮮半島における国連軍(UNC)は26日、5月3日に北朝鮮と韓国の軍事境界線付近で発生した銃撃戦について、双方ともに朝鮮戦争休戦協定に違反したと結論付けた。

 

UNCは声明で、北朝鮮が韓国側に向けて4回銃撃したことが協定違反に当たる、とした。

韓国側と米国側はこれは事故だったと主張しているが、UNCは「調査では、4回の銃撃が意図的なものであったか偶発的なものであったかを最終的に解明することはできなかった」とした。また北朝鮮軍は質問を受けたことは認識しているものの、正式に回答していないという。

北朝鮮はこの件について公式にコメントしていない。

UNCはまた、韓国側がその30分後に2回銃撃して応戦したことも協定違反に当たると結論づけた。

韓国国防部は、UNCの結論は北朝鮮の行動に対する実質的な調査を欠いており遺憾だとの見解を示した。韓国軍は正規の手順に従い銃撃に対応したとしている。

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