米民主党議員ら、子どものプライバシー保護巡りTikTokの調査要請

[ワシントン 28日 ロイター] – 米民主党の下院議員14人が28日、人気の短編動画投稿アプリ「TikTok」(ティックトック)が子どものプライバシーを保護する同意判決を「あからさまに無視している」として、調査を検討するよう米連邦取引委員会(FTC)に書簡で要請した。

これに先立ち、「デジタル民主主義センター」などプライバシー擁護団体からなるグループは今月、TikTokが2019年に発表されたFTCの同意判決に反し、13歳未満の子どもが作成した全ての動画を削除しなかったとして、FTCに訴えていた。[nL4N2CW2EG]

28日に書簡を送ったのは、FTCを管轄する下院エネルギー商業委員会のメンバー。「TikTokが同意判決をあからさまに無視することによって、他のウェブサイトもFTCとの協定に従わなくなる恐れがあるため、すべての米国民に対する保護が弱体化している」と指摘した。

一方、TikTokの広報担当者は、同社のサービスは「すべてのユーザーに対する安全性の問題を重視しており、若いユーザーの保護に向けて安全対策をさらに強化し、新たな対策も導入していく」と述べた。

TikTokは先月、10代までの子どものアカウントの管理権限を保護者に与える「ファミリー・ペアリング」機能を導入。現在は13歳未満の子どもが使えるサービスは制限されている。

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