資金洗浄容疑の中国人、スウェーデンから米に身柄引き渡し

[ワシントン 1日 ロイター] – 米司法省は1日、資金洗浄(マネーロンダリング)などの容疑が持たれている中国人元当局者の身柄が、スウェーデンから米国に引き渡されたと明らかにした。

カリフォルニア州当局の声明によると、喬建軍容疑者は週末に身柄を拘束された。喬容疑者は河南省で穀物倉庫の管理責任者を務めていた1998—2011年当時、数百万ドルの資金を洗浄した上に、カリフォルニア州モントレーパークの不動産物件2件を購入するための資金に利用した疑いが持たれている。

喬容疑者を巡っては中国政府が身柄引き渡しを求めている。スウェーデンの最高裁は昨年、政治活動を理由に容疑者が迫害を受ける恐れがあるとして、中国の身柄引き渡し要求を棄却していた。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。