香港立法会、国歌条例を可決 中国による統制懸念強まる

[香港 4日 ロイター] – 香港立法会(議会)は4日、中国の国歌を侮辱する行為を禁じる国歌条例案を賛成41、反対1の賛成多数で可決した。中国全国人民代表大会(全人代)での香港国家安全法制定決定に続く動きで、中国による香港の統制強化が懸念されている。

国歌条例案は、中国の国歌「義勇軍行進曲」を初・中等学校の授業で教えるよう定め、違反した場合は最高で禁錮3年、5万香港ドル(6450米ドル)を上限とする罰金が科せられる。

審議は、途中で民主派議員が悪臭がする液体を巻き、警備員に取り押さえられて警察や消防も出動するなど大荒れとなった。

この日は、民主化を求めるデモ隊に中国政府が武力行使した1989年の天安門事件からちょうど31年にあたり、香港ではろうそくを灯して犠牲者を追悼することが呼び掛けられている。

*内容を追加しました。

関連記事
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。