ブラジル大統領、WHO脱退検討を表明 政治的偏向に不信感示す
[ブラジリア 5日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は5日、世界保健機関(WHO)が「党派心に基づいた政治機関」であることをやめない限り脱退を検討すると表明した。ジャーナリスト向けにコメントした。
ブラジルの新型コロナウイルス感染による死者数が4日にイタリアを上回ったものの、ボルソナロ大統領は経済的なコストが公衆衛生リスクを上回っているとして、隔離命令の早急な解除を引き続き訴えている。
ブラジル保健省は4日遅く、死者数が過去24時間で1437人増えたと発表。5日夜にはさらに1005人増えたと発表した。累計では3万5000人を超え、米国と英国に次ぐ多さとなっている。
ボルソナロ大統領とイデオロギー的に近いトランプ米大統領は先月、中国の傀儡(かいらい)機関になっているとして、WHOとの関係断絶を表明した。[nL4N2DB3X9]
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