豪、航空各社の国内線運航支援を継続

[メルボルン 7日 ロイター] – オーストラリア政府は7日、カンタス航空<QAN.AX>やヴァージン・オーストラリア・ホールディングス<VAH.AX>などに対し、国内線運航にかかる支援を継続する方針を明らかにした。

航空会社への支援は8日までが期限となっていたが、これを延長する。

マイケル・マコーミック副首相兼交通相は、声明を発表し「豪政府は航空各社が新型コロナウイルス危機を乗り切れるよう、可能なことは全て行う」と述べた。

豪では、国際線はほぼ全てが運航停止となる一方、国内主要路線の運航は再開されているものの、運航本数は平常時を大きく下回っている。

カンタス航空は4日、国内線の輸送能力を、今月末までに平常時の15%とする目標を掲げた。これは現時点から3倍増となる。7月には、州をまたぐ移動が解禁される前提で同40%を目標とする。

同副首相は支援策延長にかかる金額を明示しなかったが、政府の航空業界支援策は12億豪ドル(8億4000万米ドル)超になるとした。

また、地域航空会社への金融支援も継続する方針を示した。

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