米のコロナ感染者200万人突破、検査拡大やデモ参加など背景=集計

[10日 ロイター] – ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者数が10日、200万人を突破した。新規感染者数は5週間連続で減少していたものの、最近になって小幅増に転じている。死者は累計11万2000人超と世界最多。

感染者数の増加は、全米での経済活動の再開やコロナ検査の拡大のほか、全米で拡大する白人警官による黒人男性暴行死への抗議デモに多くの人が集まったことが背景にあるとみられる。

保健当局者はデモに参加した人は検査を受けるよう促している。

6月に入り1日当たりの新規感染者数は平均2万1000人と、4月の3万人、5月の2万3000人から減少傾向にある。

1日当たりの検査件数は今月5日に54万5690件と、これまでで最高に達した。

世界保健機関(WHO)は先月、コロナ検査の陽性率が少なくとも14日連続で5%以下に低下するまで経済活動の再開を待つよう提言しているが、米国では全国平均が4─7%で推移している。

州別では先週時点でメリーランド州が8%、ユタ、ネブラスカ、バージニア各州が9%、マサチューセッツ州が11%、アリゾナ州が12%と高水準となっている。

陽性率はピーク時の4月時点では25─50%に達していた。

関連記事
反ユダヤ主義に対抗することを目的とした法案が米国下院で可決され、憲法修正第一条の権利に影響を及ぼす可能性について党派を超えた議論が巻き起こっている。反ユダヤ主義啓発法として知られるこの法案は、5月1日、321対91の賛成多数で米下院を通過した。
5月14日、英国バーミンガムで行われた安全保障会議で、英国と米国は、中共によるサイバー攻撃とスパイ活動が世界の安全に重大な影響を及ぼしていると指摘した。
ノースカロライナ州マチュース。 ドナルド・トランプが大統領選で共和党の推定候補者となって以来、全米世論調査での彼のリードは強くなっている。大きなアドバンテージを持つノースカロライナ州の地元保守派は、草の根運動の欠点を懸念している。
ニュージャージー州ワイダーウッド、前大統領ドナルド・トランプは5月11日、ビーチでの珍しい演説に数万人のファンを集めた。民主党が優勢とされるこの州で、共和党候補がこれほど多くのファンを集めたのは歴史的な偉業だと言える。
5月13日、最高裁判所はアプリ開発者からの訴訟の審理を拒否した。 彼らは、アップルがCOVID-19追跡アプリとビットコインアプリをApp Storeで利用可能にすることを拒否したことで、独占禁止法に違反していると訴えた。